ハードディスクの復旧
ハードディスクが思うように動かなくなって、
いつも見れているWindowsのロゴが出なくなったら、
Linux系の本や雑誌についている付属DVDの中に、
CDからLinuxを立ち上げてPCを操作できる機能がありますので、
それを使ってハードディスクの中を見ることができます。
Linuxの付属DVDがついている本・雑誌
CDからLinuxが立ち上がったら、
必要なデータを他のハードディスクやメモリにバックアップとして移し、
Linuxを使ってハードディスクに起きている不具合や破損のチェックをしてみましょう。
しかしPCの電源ををいれたらBIOS画面だけでてきただけで、
しばらく待っていても何も映らなかったり、
自動的に電源の起動が落ちてしまうなら、深刻な状態になっているかもれません。
その場合には、まずPCの電源を入れなおして、
BIOS画面になる前の十数秒間のうちに何回かF8を押して、
Windowsをセーフモードで開いてみるようにします。
無事Windowsが開けば、
バックアップやハードディスクの不具合などがチェックできます
でも、セーフモードで起動してもすぐ閉じてしまったり、
また、セーフモード画面も開けない場合はPCのリカバリーを行います。
PCを買ったときに付いてくるリカバリディスクを使うと、
Windowsの再セットアップを行い、買ったときの状態に戻すことになるので、
今までのデータやダウンロードしたアプリケーションなどが失われます。
それでもお使いのデータやアプリケーションのバックアップがあれば
問題ないですが、いろいろと面倒なことも多いので、
まずは、起動ディスクを使ってのリカバリをお勧めします。
WindowsOSの起動ディスクをCD/DVDドライブに入れて、
上書きインストールや回復コンソールといった、
リカバリーの機能を手順に従って進めていきます。
WindowsXPなどの場合、
ネットから起動ディスクのデータをダウンロードする必要があります。
WindowsXP professionalの場合 Microsoftダウンロードセンター
起動ディスクを使っても、不具合が出ている場合には、
できるだけ再セットアップをする前に、先にパソコン修理業者や
データ復旧サービスで不具合の状態を診てもらってからの方がなにかと安心です。
ハードディスクの不具合がひどく、
電源を押してから何も出てこない場合は
BIOS自体に破損が出ている可能性が高いです。
ハードディスクはデリケートなもので、
ノートパソコンの場合、立てた状態から”パタン”と倒れただけで、
ハードディスクは故障すると想定されています。
なので、電源を入れてもなにも出てこない場合、
ハードディスクに衝撃が加えられているなど物理的に故障しているために
読み込みが出来ない状態である確率もかなり高く、
そうなると非常に深刻な破損が起きています。
データ的な不具合の論理障害でしたら、
まだOSのリカバリーインストールで直せる見込みも残っていますが、
衝撃が加えられたなど物理障害で故障したハードディスクは
自分で分解して修理するのは現実的ではありません。
相当の知識と経験がない限り、残念ですが無理です。
ハードディスクの不具合が物理障害の可能性が高い場合は
必ずハードディスクのデータ復旧センターで診てもらうようにしましょう。
自分でできるハードディスクの手入れ方法は?
データ復旧サービスとは?
データ復旧サービスにかかる料金は?
|
【用語解説】
セーフモード
ドライバの不具合等があると、
Windowsが起動しなくなる事態が起こる。
このとき、起動中に特殊なキー操作を
行うことによって、
起動に最小限必要なドライバなどだけで
起動すること。画面の見た目や
操作方法はあまり変わないが、
画面の解像度や
同時発色数が変更できなかったり、
一部の周辺機器が使えないなどの
制限があり、
あくまでもWindowsの設定を確認し、
起動できるように調整するためのモード
なお、Windows 2000の場合、
セーフモードですら
起動しない場合のために、
コマンドラインベースの
回復コンソールがある
バックアップ
データやファイル、プログラムなどの
コピーを他の記憶媒体に保管すること。
コピーそのものを指すこともある。
|