iPhoneのリストア（修復）・アップデート（更新）・ダウングレード

iPhoneの扱いリストア・アップデート・ダウングレード

iPhoneのリストア（修復）

リストアには２つの選択肢があります。
・あらかじめ用意しておいたバックアップファイルから
　　　　iPhoneをリストア（修復）する方法
・工場出荷時のセッティングに戻す方法
バックアップからリストア（修復）する方法は、バックアップファイルから
アプリケーションデータとすべてのセッティングを引き出し、
バックアップデータとデバイスをシンクロ（同調）させます。
全部のソフトウェアをリストア（修復）するにはデバイスから、
アクティブファイルシステムを削除し、
工場出荷時のセッティングにデバイスを戻します。

iPhone iOSのアップデート（更新）

アップルは時折iPhone iOSの更新バージョンをリリースします。
更新バージョンには新しい特徴を導入し、
以前のバージョンからバグ（欠陥）を修正し、
または、セキュリティレベルを上げていることもあります。
ユーザは今のＯＳのままにすることもできますし、
もっとも最新のものにアップデート（更新）することもできます。
アップデートはiTunesを通してでき、しかも、かなりシンプルに実行できます。

アップデート（更新）

アップデートするには、iTunesが動いているコンピュータにiPhoneをつなぎ、
”Update”ボタンをクリックするだけ。
デバイスに最新のソフトウェアがアップデート（更新）されます。
iPhoneには２つのパーテーションがあります。
ユーザデータを含んでいるパーテーションは、
ファームウェアを含んでいるパーテーションから切り離されています。
ファームウェアのアップデート（更新）が始まったら、
最新のＯＳソフトはファームウェアパーテーションにインストールされます。
この更新プロセスは、
ユーザデータがファームウェアと切り離された場所に移されてから、
フォレンジック的な意味合いがでてきました。
ユーザデータとファームウェアが違うパーテーションにあるため、
ユーザデータはアップデートで修正されません。

ダウングレード

いくつかの理由で、
ユーザは以前のiOSバージョンに戻りたいと考えることもあります。
おそらくアップグレードの後、
そのiOSのバージョンにセキュリティホールの存在が明らかになったとき、
または、幾らかの３Ｇユーザには、
彼らのデバイスのスピードと効率をわざと下げる目的で、
デバイスのiOSバージョンを4.ｘに更新する場合がみられます。
フォレンジック調査官の立場からですと、
デバイスをダウングレードすることは、
デバイスからデータをリカバリ（回復）していく中で”肝”になってきます。
入手できるフォレンジックツールは
一定のサポートされたバージョンでのみ動きます。
もし使っているデバイスモデルやファームウェアのバージョン（または両方）が、
サポートされていないものだったら、
ツールを使うためにデバイスをダウングレードさせる必要があるかもしれません。
理由にかかわらず、以前のiOSバージョンにダウングレードする選択肢があります。
このダウングレードプロセスはデバイスによって様々で、
ダウングレードプロセスも一定のデバイスとＯＳにはサポートされていません。

ダウングレードするために
ダウングレードするためには、
まずユーザが欲しいダウングレードの古い.ipswファイル
（iPhoneのソフトウェアです）のコピーをダウンロードします。
これらの.ipswファイルは様々なウェブサイトで見つけられます。
例　www.iclarified.com
アップルはこのようなファイルを提供していません。
アップルが狙うのはすべてのユーザが
最新のファームウェアを使っている様にすることだからです。
iPhoneのソフトウェアを
ワークステーション（パソコンのことです）にダウンロードし、
保存したら、そこにデバイスをつなげiTunesにアクセスしてください。
（iTunesに先につなげてもかまいません。）
入手可能な最新のファームウェアとは違ったファームウェアのバージョンに
アップデート（更新）するために、”Update”上で右クリックし、
特定の.ipswファイルに進みます。
このプロセスは３Ｇ(s)より前の、以前のモデルで大抵の場合成功します。
ダウングレードはファームウェアパーテーションにだけ効果があり、
ユーザデータのスライス（データの断片・部分配列）には影響しないはずです。
（ユーザデータとファームウェアは切り離されているはずです。）
これはユーザ（使用権限者）により
デバイス内部テストされていた電話での場合です。
けれども、どんな方法でもデバイスに
ダウングレードすることや、修正することのいかなる方法も、
証拠の一部で行うため、まだリスクのあるプロセスです。
後のモデルでは、
このダウングレードプロセスは進化した技術ステップを実行しないと、
達成できません。
後のモデルのいくつかには、iPhone４と（発送された時期にもよりますが）
新しいbootromを保持する一定の３ＧＳを含みます。
アップルはファームウェアバージョンに同意を最初にさせ、
異なるファームウェアバージョンにアップグレード・ダウングレードする前に
iTunesは”get permission”を要求しています。
たぶん、アップルがこうする理由は、
利用者に最新のソフトウェアバージョンを動かし続けて欲しいからです。
どの場合でも、もしこれらのデバイスのうち１つに
ダウングレードさせようとしたら、
iTunesはアップデート（更新）を防ぎ、エラーを表示するでしょう。
アップルがリストアファイルのサインオフする順を追うと、
アップルはサーバに対するSHSH blobsを最初にチェックします。
SHSH blobs、またはECID SHSHsとして知られていて、
これらはデバイスの独自の特徴です。
この特徴はアップルのサーバに対してチェックされ、
もしその特徴が最新のiOSファームウェアト一致しなかったら、
アップルはファイルを確かめることなく、
リストア（修復）を実行させないようにiTunesを動かします。
ハッキングコミュニティはこの障害を越えるために、
それぞれのバージョンを回避する方法でやってきます。
しかし、この方法は慣れていない人には複雑なプロセスになります。
このダウングレードプロセスに隠れた原理は、
iTunesにそのSHSH署名が確認されていると思わせ騙すことです。
iOSのバージョンとモデルに依存していて、
正確なステップはすこし違うかもしれません。
しかし、プロセス全体は同じままです。
つづくステップはこのプロセスのハイレベルな概観です。

1. 現在のデバイスとiOSバージョンからSHSH blobsを保存します。
2. ”host”ファイルを修正し、
   　　　　アップルのサーバ以外の他のサーバと通信します。
3. iTunesリストアを実行し、古い.ipswファイルを選びます。
4. もし必要ならリカバリモードから出るために、
   　　　　iRecovery、RecBoot、または他のツールを使います。

他のバージョンやこのバージョンの完全なステップバイステップガイドを
見るにはwww.redmondpic.comに飛んでください。