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iPhone、iPad、iPodのオペレーティングモード

iPhone、iPad、iPodのオペレーティングモード

オペレーティングモードのいろいろ

iOSを使ったデバイス、iPad、iPhone、iPodなどは、
いろんなオペレーティングモードで動けるようになっています。
オペレーティングモードの種類は3つ、
●ノーマルモード
普通のやり方でデバイスの電源を入れるとこのノーマルモードで
立ち上がります。
iPad、iPhone、iPodで動くほとんどのアクティビティは
ノーマルモードで走るようになっており、
他のやり方を指定していない限りiOSのノーマルモード走ります。


●リカバリモード
リカバリモードにするために、ユーザや検査をする人はiBootの中で
iPhoneなどのデバイスを起動させていきます。こうすることで、
iOSオペレーティングシステムのローティング無しで
起動させられます。
iBootはアップルのステージ2のブートローダで、
リカバリモードにあります。
このオペレーティングモードは、
◆デバイスを作動させる。
◆iPhoneのダウングレード、アップグレードを行う。
◆デバイス自体の取得をフォレンジック調査を行う。
などの一連の機能を行うのに必要になります。
リカバリモードに入るには、まず電源を切り、
ホームボタンを押したまま、
その状態でUSBでコンピュータにデバイスを接続します。
ホームボタンは”Connect to iTunes"と現れるまで押し続け、
出てきたらホームボタンを離します。
USBケーブルを接続することでデバイスに電源が供給されます。
もうひとつの方法は最初にデバイスを
コンピュータに接続する時に、デバイスの電源を切り、
ホームボタンと電源ボタンを同時に押し続けます。

●DFUモード
DFUモードもiPhoneのいろんなアクションを開始するのに
必要になります。
その中でもデバイス自体のファイル取得(acquisition)の
動作させるのが最も一般的でしょう。
Device Firmware Upgradeの一部に関係してきます。
DFUモードに入るには、iPhoneをコンピュータに確実に接続します。
この時にiTunesを走らせてはいけません。
もしiPhoneを接続したときにiTunesがスタートしてしまったら、
マックの左上角にある”iTunes”から
”Quit iTunes”を選びiTunesから出ます。
デバイスの電源がon、offどちらかの状態で、
ホームボタンと電源ボタンの
両方を10秒押し続けます。そしてホームボタンは押したままで、
電源ボタンを離し、さらに10秒。DFUモードに入れたら、
スクリーンが”黒く”なります。
もしアップルのロゴやデバイスが起動しているサインが
出てきたら、DFUモードになっていません。
マック上でiPhoneがDFUモードになっているかどうかを
確認するために、
System Profilerを走らせることが可能です。接続しているiPhoneが
DFUモードになっている状態で、System Plofilerを起動させたら、
”USB”オプションを選び、その中にあるUSB High-Speed Busの下に
USB DFU Deviceが表示されます。そうでない場合には、
Apple iPhone deviceが現れます。
System Profilerはターミナルウインドウを使って検索されることも
できます。System Profilerを始動するため、まず以下のコマンドを
入力します。

$system_profiler | less

そこからDFUモードにあるデバイスを検索するため以下のコマンドを
入力します。

/DFU

iPhoneにある画像を得るために使われる新しめのツールのいくつかは
Linuxが必要になります。
Linux上でデバイスがDFUモードになっている
ことを確認するには、同じようなプロセスを使っていきます。
デバイスをLinux機につなげ、
”lsusb”コマンドをターミナルウインドウに入力し、
特定の機体に接続されている全てのUSBデバイスについての
情報を表示させます。
iPhoneがノーマルモードで走っていてコンピュータに
接続され、”lsusb”コマンドを走らせたら、
出力はApple deviceを示し、
モデル番号、シリアル番号、特定のデバイスについての
詳細を含んでいます。

~$lsusb -v | less
Bus 002 Device015: ID 05ac:1294 Apple,Inc.iPhone 3GS
Device Descriptor:
bLength 18
bDescriptorType 1
bcdUSB 2.00
bDeviceClass 0(Defined at Interface level)
bDeviceProtocol 0
bMacPacketSize0 64
idVendor 0x05ac Apple, Inc.
idProduct 0x1294 iPhone 3GS
bcdDevice 0.01
iManufacturer 1 Apple inc.
iProduct 2 iPhone
iSerial 3 036b901d79ef....
bNumConfigurations 4
Configuration Descriptor:
bLength 9
bDescriptorType 2
wTotalLength 39
bNumInterfaces 1
bConfigurationValue 1

iPhoneがDFUモードで走っていてコンピュータに接続され、
”lsusb”コマンドを走らせたら、出力は同じようになりますが、
iPhoneは”DFU”デバイスと示されもします。

~$ lsusb -v | less
Bus 002 Deviced 016: ID 05ac:1227 Apple, Inc.
Device Descriptor:
bLength 18
bDescriptorType 1
bcdUSB 2.00
bDeviceClass 0(defined at Interface level)
bDeviceSubClass 0
bDeviceProtocol 0
bMaxPacletSize0 64
idVendor 0x05ac Apple, Inc.
idProduct 0x1227
bcdDevice 0.00
iManufacturer 1 Apple Inc.
iProduct 2 Apple Mobile Device(DFU Mode)
iSerial 3
bNumConfigurations 1
Configuration Descriptor:

出力にあるProduct IDとシリアル番号の両方が
オペレーティングモードによって異なることに注目してみます。
ファームウェアのアップグレードが行われたときは、
DFUドライバがロードされていることを確実にする
ためだけに”idProduct"領域を修正する必要があります。
これはデバイスがDFUモードにあるかどうか、
検査する人が判断するのを助けもしてくれます。
もしシリアル番号が表示されていたら、デバイスがノーマルモードに
あると判断できます。

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