androidには、どのようにデータが保存されるのか？

どのようにデータが保存されているのか？

アンドロイドはデータをデバイスに保存するための５つの方法を、
開発者に提供してます。
デバイス内部の状態を調査するフォレンジックを実行する人などは、
５つの書式の中で、少なくとも４つのデータをほじり出すことができます。
なので、それぞれをくわしく理解することが重要になります。
永続的なデータは、NANDフラッシュ・SDカードやネットワークの
どれかに保存されています。
とりわけ５つの方法とは、

1. 共有しているユーザによる設定
2. 内部のストレージ（記憶領域）
3. 外部のストレージ（記憶領域）
4. SQLite
5. ネットワーク

アプリ開発者が保存するデータを越えて、
Linuxカーネルとアンドロイドスタックはログ、デバッグ、
そして他の標準的な情報サービスを通じて情報を提供します。

共有しているユーザ設定（preference）

共有しているユーザ設定（preference）は開発者に
軽快なXMLフォーマットにある１組の初期データ型の主な値を
保存できるようにします。
ユーザによる設定（preference）内に保存できる
初期データ型は下記のものを含みます。

1. 論理比較（boolean）：正（true）か否（false）
2. 浮動小数点（float）：１つの正確な32ビットIEEE754　浮動小数点
3. 整数（int）：32ビットを2つにして整数を補います
4. 倍長整数（long）：64ビットを2つにして整数を補います
5. 文字列（string）：文字列の値、大抵UTF-8のようなもの

これらの基本型で、開発者はアプリケーションの動力となる単純な値を作り、
保存します。
共有されたユーザによる設定のファイルは、
shared_prefフォルダ内のアプリケーションのデータディレクトリに保存され、
ファイル名の最後に.xmlがつきます。
HTC Incredibleを照会すると、
Android phoneが共有しているユーザ設定ディレクトリには、
５つのXMLファイルがあります。下のコマンドを実行してみてください。
cd /data/data/com.android.phone/ahared_prefs（目的ディレクトリに移動）
ls -l（ディレクトリの内容が表示されます。)

下記のようにcom.android.preferences.xmlユーザによる設定ファイルに、
int（整数）、boolean（論理）、string（文字列）が設定されます。

/data/datacom.android.phone/shared_prefs$ cat
com.android.phone_preferences.xml
<?xml version='1.0' encoding='utf-8' standalone='yes' ?>
<map>
<int name="vm_count_key_cdma# value="0" />
<boolean name="pref_key_save_contact" value="true" />
<string name="vm_number_key_cdma">86</string>
</map>
このＸＭＬファイルはファイルの最初で符号化型を記述していて、
ここでの場合、UTF-8が使われています。
このユーザによる設定ファイル（preference）には３つのセッティングなどが
保存されています。
おそらくフォレンジック（デバイス内の調査）をする観点からすると、
一番興味を持ちやすいのが、updateAreaDode.xmlでしょう。
/data/data/com.android.phone/shared_prefs$ cat
updateAreaCode.xml
<?xml version='1.0' encoding='UTF-8' standalone='yes' ?>
<map>
<string name="MDN">312</sting>
</map>
ＭＤＮはモバイルディレクトリナンバーの略で、ＭＤＮが尋ねられ、
デバイスのエリアコードがこのファイルに保存され、
おそらく、その特性をサポートしているエリアで、
電話をかけるときに使われる７桁の数字があてがわれます。

たくさんのアプリケーションが１組の主な値を保存するために
比重の軽い共有されたユーザによる設定を利用するようになってから、
フォレンジックデータのソース（対象データ）が豊富になりました。
デバイスにフォレンジック（内部の調査）を行う者が、
より古い、または精査されたバージョンのＸＭＬユーザ設定ファイルを
リカバリするときに顕著に感じます。